
中古車購入前に知っておきたいこととは?
中古車は故障する可能性が新車より高い
クルマは経年劣化により外観だけでなく設備・部品にも影響が出てきます。中古車は価格が安いのが魅力ですが、あまり古い車両には注意が必要です。購入した翌年にドライブシャフトが折れて交換することになった、エアコンが故障して高額な出費を迫られた、といった話は実際にあります。年式が古い中古車は内部部品にサビが発生している可能性があり、そうなれば劣化のスピードが早くなるのです。新車は確かに高額ですが、故障リスクが低いのがメリットです。中古車を購入する場合は、購入後の修理費用もある程度見積もっておく必要があります。登録年数・走行距離などはクルマの状態に反映されやすいです。事故歴・修復歴についても事前に確認してください。
使い方に応じて中古車と新車のどちらにするか決めよう
激安の中古車であっても、維持費は新車以上にかかることが少なくありません。燃費はその最たるもので、古い中古車ほど燃費は悪い傾向があります。買い物や子どもの送り迎えにクルマを使用するだけなら中古車でも問題ない場合が多いですが、マイカーで営業するなど長距離走行をする場合は要注意です。燃費の良し悪しによって燃料費に2倍以上の差が生じることは少なくありません。
マイカー利用による交通費が月に3万円と6万円では大きな違いでしょう。年間で36万円の差が生じるわけですから、3年も乗れば100万円以上の差になります。また走行距離に比例して故障のリスクは高くなり、当然ながら中古車は故障頻度が高くなります。乗り方によって中古車が得になる人もいれば、新車のほうが得になる人もいるのです。